しまねの農林水産物
柿
柿は日本で最も古くから利用されている果物です。
日本語のカキという言葉がそのまま学名【Diospyros kaki】になっています。
島根県の西条柿はとても特徴のある柿です。
西条柿
丸くて赤い甘柿に比べて、細長く色づきも薄い西条柿は渋柿です。
島根県の西条柿は、ヘタからお尻の部分にかけて均等に4本の溝が入る特徴があります。
この形が大黒様の持っている打ち出の小槌に似ていることから「こづち」とも呼ばれています。
西条柿の由来
西条柿は16世紀半ば、毛利氏と尼子氏の覇権争いが行われていた頃には、干し柿として加工され、武士の保存食料とされていました。
本格的な栽培が始まったのは昭和初期からです。
ドライアイスを使った渋抜き技術が昭和30年代に普及し、品質が飛躍的に向上しました。
西条柿の名前の由来は、広島県東広島市の「西条町」あるいは愛媛県の「西条市」とも言われています。
渋を抜く
西条柿は『合わせ柿』として渋を抜いて食したり、干し柿に加工されたりします。
柿の中のタンニンという成分が渋みの元です。
柿を湯やアルコールの中につけたり、二酸化炭素の中に入れると、無呼吸状態になった柿のなかでアセトアルデヒドという物質ができます。
このアセトアルデヒドとタンニンが結合すると、渋みが水に溶けにくくなり、口の中で渋みを感じなくなるのが渋抜きです。
柿の効能
「柿が赤くなれば医者が青くなる」というのを聞いたことがありませんか?
柿にはビタミンCが豊富で、風邪の予防や老化防止、美容効果などが期待できます。
その他、ビタミンB1、B2、カロチン、ミネラルなども豊富な健康食品です。
また、柿の葉っぱにもビタミンCなどが多く含まれているので、お茶などにも利用されています。
柿の葉はばい菌を防ぐ作用もあるので、「柿の葉寿司」のように寿司飯を柿の葉で包んで保存したりもします。
ただし、柿は消化があまり良くなく、体を冷やす作用もあるので、貧血や冷え性の場合は一度にたくさん食べ過ぎないようにしましょう。